【マリア・モンテッソーリ幼稚園】三重県桑名市|100年間の歴史に基づき他者に頼らず自分の意志で行動できる人間を育てる幼児教育 (三重県桑名市 × 教養)
【マリア・モンテッソーリ幼稚園】三重県桑名市|100年間の歴史に基づき他者に頼らず自分の意志で行動できる人間を育てる幼児教育
マリア・モンテッソーリ幼稚園
田中 ポール 園長
幼稚園
【マリア・モンテッソーリ幼稚園】「自立」し「自律」をすることが出来る教育
インタビュアー: 現在の事業内容はどんなことをされていますか?
田中 ポール 園長:三重県桑名市でマリア・モンテッソーリの理念を取り入れた幼稚園を運営しています。
モンテッソーリの理念を取り入れて、なんでも自分でやってみようという心を育てています。
インタビュアー:モンテッソーリ教育の目的を教えてください。
田中 ポール 園長:モンテッソーリ教育の目的は大きく分けて2つです。
一つ目は、他者やモノに頼ることなく独り立ちをする「自立」です。
二つ目は、自分自身で考え、コントロールすることができる「自律」です。
この二つの「自立」と「自律」をモンテッソーリ教育の目的としています。
子どもが自分自身を成長させるためには、「お父さん、お母さん代わって成長して」という事は不可能です。
日常の衣服の着脱やトイレ、身の回りの整理整頓など自分の事を自分自身で行うことによって、やり方や手段を獲得します。
また自分の身の回りの事を自分自身ですることによって、他者に頼らず自分の意志で行動できる人間に育つことが出来ます。
インタビュアー:運営するに当たり大変なことはありますか?
田中 ポール 園長:そうですね。大変なことと少しズレますが、子どもたちの身の回りの安全をどう守っていくかを意識し運営しています。
身の回りの安全とは、健康管理に加え自然災害など様々なことを含みます。幼稚園は、子どもが親元を離れて来る所なので、いわば他人が子どもを預かっているという状況です。そのような状況でお子さんに怪我や病気をさせ、帰すことはあってはならないことです。
幼児教育を優先する前にまずは、子どもたちの身の回りの安全をどう確保していくかを意識した運営をしていますね。
【マリア・モンテッソーリ幼稚園】園長先生は頼れるなんでも屋さん!
インタビュアー:子どもたちの一日の過ごし方と園長先生の主な業務について教えてください。
田中 ポール 園長:はい。
まずマリア・モンテッソーリ幼稚園は、幼稚園バスか親御さんの送迎で登園して頂いています。
そして園児の一日は、出席カードを貼って、お弁当や水筒、帽子などを自分のロッカーにしまう事から始まります。
自分で自分の身の回りのことを済ませたら、次は園児一人ひとりが「おしごと」をします。
そのあとは、皆でお歌を歌ったり、火曜日と金曜日は体操したり。季節イベントの開催とかもありますね。
そしてお昼ご飯を食べて、外遊びをして、お片付けと帰りの支度をして、降園をするといった一日です。
私の業務を一言にすると「なんでも屋さん」ですね。
草むしりやペンキ塗り、バスの運転などといった運営面のサポートもします。もちろん、行政とのやり取りや会議に参加したり、書類の確認なども行っています。
私にできることはなんでもやっていますね!
インタビュアー:「おしごと」はどんなことですか?
田中 ポール 園長:「おしごと」は一人ひとりが好きなことをするというモンテッソーリ活動のことです。
第三者から見るとおもちゃで遊んでいるように見えてしまいますが、「おしごと」とは成長過程において獲得してほしい考え方や技術、技能が自然に身につく活動であり、それはもはや子どもにとって遊びではなく、自分自身を成長させるための仕事であると。そういった意味で「おしごと」と呼んでいます。
またおしごとの際に利用する物も「おもちゃ」ではなく「教具」と呼んでいます。
園内に積み木やブロックなどのおもちゃもありますが、「今はおしごとの時間だから、おもちゃの積み木では遊ばない」と子どもたち自身が判断でき、そして棚に沢山ある「教具」を選びに行きます。
園児達にとっても遊びではなく仕事なので「おもちゃ」と「教具」の違いまで判別できます。
毎日自分の意志で選んだ「おしごと」に集中して取り組み、最後まで責任を持って成し遂げます。
身に着けて欲しい技術や技能が自然と身につく活動であり、更に集中して何度も繰り返し取り組み、最後まで責任を持って成し遂げる力が付くため「おしごと」と呼んでいます。
またモンテッソーリには「具体から抽象へ」という考え方があります。
例えば、言葉や数字はものすごく抽象的な概念ですよね。
「1」と言った時、その「1」は「1g」「1m」「1個」のどのことを言っているのかって分からないですよね。
大人は「1g」「1m」「1個」の経験をしているから「1」と言われたら各々「1g」「1m」「1個」と想像できます。
ですが、子どもは「1g」「1m」「1個」を経験していないし、そもそも「1」って何?という状態なので、
「1g」「1m」「1個」を経験できるようなおしごとを通じて、「1」が何なのかというのを目で見て、肌で触れて理解してもらいます。
人間の行動は、具体的な経験が全てなので「1g」「1m」「1個」などの沢山の”具体的なモノ”を経験してもらっていますね。
経験を増やすことが大事なので「何でもやってみなはれ」ということですね。
インタビュアー:モンテッソーリ教育の歴史は長く、天才を育てる教育と言われていますよね。
田中 ポール 園長:天才を作る教育ではなく、「問題はどこにあって、その問題を解決するにはどういうことをしたら良いのか。そして思いついた解決策をやってみよう。」という考えができる人になれる教育方法なんです。
藤井聡太二冠やアマゾンの創設者ジェフ・ベゾス、フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグなどの著名人達がモンテッソーリ教育の卒業生であることから、天才を作る教育と言われていますが、全く逆です。
卒業生の著名人はみんな、「問題を見つけ、解決策を考え、行動に移し解決できるような人間」に育ったというだけなんです。
またモンテッソーリ教育は、100年以上続いているのですが、中身が全く変わってないんです。
実は、100年前の3歳児と今の3歳児がやりたいことって変わってないんですよ。
100年前にモンテッソーリが、年齢に応じて子どもがやりたいことを見つけました。
そこから100年の間に更に詳しく分析した人もいて、最近ではモンテッソーリ的なアプローチが脳科学的に正しいと証明されてきているんです。
子どもが本当にやりたいと思っているものが用意されているということですね。
インタビュアー:親御さんから育児の相談を受けることはありますか?
田中 ポール 園長:親御さんから相談受けることは物凄く多いです。
当園は親御さん向けの勉強会を開催しているのですが、大体8割くらいの親御さんが参加してくださっており、みなさんとても熱心です。
新年度が始まって2か月が経った6月に行った勉強会では、各年齢の子ども達はどんな成長段階にいるのかをシェアしました。
「これからこの子達は、このような目標に向かっていくので、このようなサポートを幼稚園で行いますが、ご家庭でもモチベーションを高めるような声掛けをしてあげてください」といった内容です。
更に、親御さんが抱えている悩みを私や他の親御さん達にもシェアをし、親御さん同士で意見交換をする場を設けています。
他の親御さん達の前で悩みをシェアすることで、新たな発見や気付きがあり、大変好評をいただいています。
【マリア・モンテッソーリ幼稚園】子ども達の自主性や創造性、想像性が育つ環境を
インタビュアー:今後のマリア・モンテッソーリ幼稚園様の目標はありますか?
田中 ポール 園長:日本中にモンテッソーリの理念が浸透するような活動をしていけたらと思っています。
モンテッソーリは、「子どもは、出来ないのではなく、やり方や手段を知らないだけ」と言っています。
例えば、子どもは親御さんがやっている家事に凄く興味を持っています。
包丁で野菜を切るという経験をしたくても、ご家庭にある包丁は大人用のサイズなので、指を切ってしまうことを恐れ経験させて貰えないお子さんが多いです。
このように子どもが興味を持っているがご家庭では行えないこともあるので、当園では年長さんが扱えるサイズの包丁を用意し、当園で育てている夏野菜を切るというおしごとをしてもらうこともあります。
この包丁の例のように、やり方や手段を教えて、沢山経験させればさせるほど子どもたちは出来ることが増え、自信や意欲を獲得していきます。
この「子どもは、出来ないのではなく、やり方や手段を知らないだけ」というモンテッソーリの理念が浸透して、子どもたちの自主性や創造性、想像性が育つ環境を日本中に増やしていきたいと思います。
インタビュアー:ご縁があるであろう親御さんやお子さんにメッセージをお願いします。
田中 ポール 園長:三重県桑名市でマリア・モンテッソーリの理念を取り入れた幼稚園を運営しております。
「マリア・モンテッソーリ幼稚園」という名前から、抵抗を持たれてしまうと思うのですが、少しでも興味を持って頂けたら、お気軽にご連絡して頂きたいです。
幼稚園や保育園を探すときに「うちの子には合わないので...」と決めつける親御さんがいらっしゃいますが、実際に通うのはお子さんなので、ぜひ判断はお子さんに委ねてください。
モンテッソーリ教育は、障害を抱えた子供へのアプローチから始まった教育です。
学習障害や発達障害などを抱えているお子さまでも出来る限り、受け入れております。
まずはお問い合わせ頂き、相談してもらえたら嬉しいです。
皆様からのご相談お待ちしております。
- 店名
- マリア・モンテッソーリ幼稚園
- カテゴリ(業種)
- 幼稚園
- 住所
- 三重県桑名市西方笹山787
- 電話番号
- 059-423-1999
- 営業時間
- 9:00~17:00
担当したメンバー
井波
inami
2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5,000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。
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