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埼玉県狭山市|リウマチや膠原病の患者様に親身に寄り添うクリニック【あずまリウマチ・内科クリニック】 (埼玉県狭山市 × 健康)

埼玉県狭山市|リウマチや膠原病の患者様に親身に寄り添うクリニック【あずまリウマチ・内科クリニック】

あずまリウマチ・内科クリニック

東 孝典 院長

クリニック

リウマチや膠原病に特化した治療を提供【あずまリウマチ・内科クリニック】

インタビュアー: まず、事業内容をお願いいたします。

東 孝典 院長:当院は埼玉県狭山市にてリウマチ(関節リウマチ)と膠原病(こうげんびょう)※に特化した治療を行っているクリニックです。すべての年齢のリウマチ患者様に対応しており、治療だけでなくリハビリも行っております。

※膠原病(免疫システムの異常により、関節や皮膚、内臓、血管など様々な臓器に炎症・変性を起こす自己免疫疾患の総称)

インタビュアー:埼玉県狭山市で開院されたご理由をお伺いできますか?

東 孝典 院長:埼玉県内、特に狭山市エリアにはリウマチ専門の医療機関があまりないことから地域に住まわれる患者様のお役に立ちたいと思い、クリニックを構えました。
また、当院は狭山市駅に直結な上、市営の駐車場が隣接しており、患者様が通院しやすいという利便性から現在の場所を選びました。

インタビュアー:運営するにあたって大変だったことはございますか?

東 孝典 院長:そうですね。リウマチ治療の専門的な知識と経験が備わっているスタッフを確保するのにかなり苦労しました。
というのも、リウマチや膠原病は生涯にわたって治療を必要とする病気で、使用する薬も免疫抑制剤※や生物学的製剤※、JAK阻害薬※など特殊な薬を使います。
特殊な薬を処方するということは、患者様の命にも関わる重大なことなので、常に現場は緊迫しています。
ですから、経験を積んできたスタッフでないと仕事を任せられないのです。

※免疫抑制薬(体内で起こっている過剰な免疫反応や炎症反応を抑える薬)
※生物学的製剤(生体が作るたんぱく質を人工的に作り出し、薬物として使用する薬)
※JAK阻害剤(細胞の内側にあるJAK酵素の働きを抑制することで、炎症や関節破壊を抑える薬)

症状を緩和し、患者様の日常を取り戻すサポートを

インタビュアー:リウマチとはどのような病気なのでしょうか。また、治療はどのように進めるのですか?

東 孝典 院長:リウマチは関節の中で炎症が起き、こわばり・痛み・腫れなどの症状を引き起こす病気です。
若年層の方にはあまり聞きなれないかもしれませんが、実はリウマチは、妊娠可能年齢の若い女性が発症しやすい病で、100人に1人の確率で発症する病気です。
イメージがしやすいように例えると、満員電車の1つの車両に2〜3人はリウマチを患っている方がいる計算になります。
中には、出産がきっかけでリウマチや膠原病を発症することがあります。
リウマチを発症する原因として、遺伝的な要因やウィルス感染、免疫反応※の異常などが考えられますが、確実にこれが原因といわれるものはまだ特定されていません。
そのためリウマチは、現代の医療技術においても決定的な解明には至っていない病気なのです。
また、予防に関しても効果的なワクチンの開発に10〜20年はかかるともいわれているので、現時点で予防する術がありません。

当院での治療の進め方としては、まず患者様の病気をしっかり診断し、そして症状の進行度を確認していきます。
当院に通ってくださる患者様の最も多い症状が関節の痛みです。
その痛みと一口に言っても、痛みが少なく問題なく過ごされている方から痛みに苦しまれて日常生活を送るのが困難な方など、患者様一人ひとりの痛みの症状のレベルは様々です。
診断後は、現在の病気の進行状況や年齢を踏まえたライフイベント、例えば入学・卒業・就職・結婚・子育てや老後など、特に女性の場合は、妊娠や出産などを考慮しながら治療を進めていきます。
リウマチは”治る病気”かと問われれば、“治療が必要なくなる=治る”という意味とするなら、リウマチはまだ“治らない病気”です。
ですが、当院で治療を受けられた患者様の7割以上は、関節の痛みなどの症状がなくなり、普段通りの生活を送れるようになっております。
ただし、症状が完治したわけではないので治療は中断せず、定期的に通院していただく必要があります。
治療を継続していただければ症状に苦しむことは、あまりありません。
約20年前までは、痛み止めで痛みの症状を緩和するだけでも精一杯で他になす術もなく、当時の患者様は不自由な生活の果てに苦しみながら亡くなっていかれる事もありました。
しかし、現代は症状が抑えられるまでに医療技術が進化してきたので大変喜ばしく思います。

※免疫反応(外部から侵入しようとしてきた細菌やウイルスなどの有害物質などに対して、人体に備わっている免疫のしくみを使って対処しようとする反応)

インタビュアー:リウマチを患っていらっしゃる 患者様にお伝えしていることと印象深い患者様とのエピソードをお伺いできますか?

東 孝典 院長:そうですね。
患者様の中には、症状が良くなったことを機に完治したと思い込み、薬を飲まなくなり、通院されなくなってしまう方もいらっしゃるのですが、服薬や通院を継続されないと、またリウマチの症状が再発してしまいます。
なので、リウマチを患っている患者様には、リウマチの治療は一生かかるものだとお伝えしております。

私は医師として35年以上のキャリアがあり、沢山の患者様と出会ってきました。
そのため、印象的な患者様は沢山いらっしゃいますね。
例えば、15年ほど前に誕生したリウマチの新しい治療法を最初に行った患者様が施術後に、「先生、施術前は肩が痛かったんですが、施術後すぐ痛みが治まり肩が上がるようになりました!」と嬉しそうにお話してくださったことがありました。その他にも関節の痛みで苦しんでいた女性の患者様が、出産して元気な姿で赤ちゃんの顔を見せに来て下さったことや、これまで車椅子での移動しか出来なかった方が、自身の足で歩けるようになった、など色々な方の様々なことがとても嬉しかったエピソードとして印象に残っています。
こういった患者様の姿を見ると、私たちが行ってきた診療は間違いなかったのだ、という確信にも繋がりますね。
また、反対に大変だったエピソードとして、午前中に軽い風邪の症状でいらした患者様が午後に急性肺炎になってしまったということもありました。
患者様に安心して治療を受けていただくにはこういった緊急性の高いケースにも対応できなければいけないと勉強になり、さらに気を引き締めて治療を続けていかなければいけないと強く感じました。

インタビュアー:患者様と向き合う上で大切にしていることや、この仕事の難しさをお伺いできますか?

東 孝典 院長:当院は、”患者様の「喜び」が私たちの「幸せ」です”を理念に、その実現をめざして診療を行っています。
その上で、私は医師として”患者様の病気の原因を客観的に見極め、しっかり支えていくこと”を大切にしています。
リウマチの患者様は一日中、関節の痛みや腫れを感じ、一人で不安を抱えてしまっている方が多いので、その不安を少しでも解消させていただく最善の方法をこれからも模索していきたいと考えています。

またこの仕事の難しさは、我々が提案させて頂いた治療法を患者様ご自身が選び、納得していただくために治療方針の意図を分かりやすく伝えることです。
リウマチという病気は、患者様との長いお付き合いが必要になる病です。
リウマチを患っている当時中学2年生だった患者様は、治療を継続し、現在は学校の先生になり、家庭も築かれました。
このように一生をかけて患者様の人生と共に歩んでいく仕事なので、患者様の生活環境の変化やライフイベントなどに合わせながら最良の治療法を考え、そして提示していかなければいけない所に難しさと同時に面白さを感じます。

インタビュアー:患者様とのコミュニケーションについて大事にされていることはございますか?

東 孝典 院長:現在、当院では1日に100名以上の患者様がいらっしゃるので、私自身が個々の患者様と密にコミュニケーションを取ることが難しくなっています...。
なので短い時間で患者様一人ひとりのリウマチの進行度を見極め、治療を継続していただくために、スタッフにかかわってもらい多職種で一人の患者様についてヒアリングをすることを大切にしています。
スタッフが患者様に寄り添い支えていくことが、患者様との信頼関係や安心感につながると考えており、とても大切にしていることです。
なぜなら、患者様が治療方針に納得していただけないと、治療を継続してくださらない可能性があるからです。
なので、患者様がご納得して治療を継続していただけるために、看護師やリハビリのスタッフをはじめ全職員が患者様とコミュニケーションをとるように心がけております。
例えば、スタッフが患者様と会話した内容を看護師やリハビリのスタッフをはじめ多職種から私にフィードバックしてもらい、治療方針を決定することもあります。
実際に、時々看護師が患者様と話している中で、私が提案した治療と違う治療を一緒に選択して、もう一度診察室で治療方針を変更することがあります。
このようなことも、お互いその道のプロとして、自信を持って患者様に治療方針のご提案をさせていただいておりますので、看護師が患者様とコミュニケーションをしっかり取った上で、患者様としても納得して意思決定していただけた結果だと前向きに捉えています。

インタビュアー:スタッフの皆さんが患者様を家族のように接していらっしゃるのでしょうか?

東 孝典 院長:そうですね。
まるで家族を診るように患者様一人ひとりと接しております。
なぜなら、患者様とスタッフの距離が近いことで、患者様の意向をじっくりとヒアリングでき、気持ちを受け止め、前向きに治療に向き合うことに繋がるからです。
今後とも患者様一人ひとりを家族のように想い、診療をして参ります。

家族のように患者様に寄り添い、治療の不安を取り除く

インタビュアー:東院長が考える医師の重要性をお伺いできますか?

東 孝典 院長:私は時々、リウマチの治療方法がなかった時代の医師たちに思いを馳せることがあります。
なぜなら、私はリウマチの症状を緩和する方法が少なく、今よりもずっと苦しい思いをしていた患者様に対し、自分だったらどう向き合っていたのかを考えるからです。
そういった時代の、リウマチを患っている患者様と向き合ってきた医師たちの存在があったからこそ、現代のリウマチ治療はここまで発展してきたと思います。
なので、私は彼らの想いを次の世代の医師にバトンを渡せるよう、医療が発達した現代を生きる医師として自分ができることから一つひとつ地道に取り組んでいくことが重要だと考えています。

インタビュアー:他院と比べて「ここは負けていない!」と思われる強みはございますか?

東 孝典 院長:当院の強みは、リウマチと膠原病の治療に関して、”患者様の個別性を重視した高い専門性による良質な診療の提供”であると自負しております。
なぜなら、なかなか症状が緩和されてはいないまま当院にいらっしゃった患者様は、症状がさらに改善されるケースが多いためです。
私は、リウマチや膠原病は“内科医療”の集大成ともいうべき病気であると考えております。
なぜかというと、内科に関する病気のプロフェッショナルでないとリウマチや膠原病の治療は難しいからです。
例えば、咳の症状で痰が出る、気管支に違和感はある、などより細かい症状をヒアリングしていき、リウマチが原因で引き起こる呼吸器系の病気なのかどうかを診断する必要があるためです。
加えて、リウマチや膠原病の治療には非常に強力な薬を使うので、その薬による副作用がいつ起こるのか、どこの臓器に影響を及ぼすのか、など全身の状況を把握していないといけないのです。
当院では、そういった知識が備わった心強いスタッフや看護師が在籍しているので、患者様も安心して治療を受けてくださっています。

インタビュアー:最後に皆様にメッセージをお願いいたします。

東 孝典 院長:リウマチというと関節が痛む病気という認識が多いですが、発熱や体のだるさなどもその初期症状として現れることもあります。
ですから少しでも体調の異変を感じたらリウマチや膠原病を疑ってもらい、症状が軽いうちに当院を訪れていただけますと幸いです。
また当院は、年齢に関わらず、患者様の意向に寄り添っているクリニックですので、何かお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

data 店舗情報

外観
店名
あずまリウマチ・内科クリニック
カテゴリ(業種)
クリニック
住所
埼玉県狭山市入間川1丁目3-2 スカイテラス 商業施設棟3F
電話番号
042-900-1155
営業時間
月・火・木・金・土 8:30~12:00 / 日 9:00~12:30 / 月・木・金土 14:00~17:30 / 火 14:00~19:30
アクセス
西武新宿線 狭山市駅 徒歩3分

担当したメンバー

渡邊

渡邊

watanabe

大学卒業後、ゴルフ好きが高じてゴルフウェアの接客販売を2年半経験しました。
接客販売の経験から人とコミュニケーションを取ることが好きであると気づき、インタビュアーの道を志し現在に至ります。
現在は株式会社トリニアスにて、マーケティングライターとしても活動しております。
代表者様からお伺いしたお話の中から背景をたどり、店舗様のストーリーや魅力を最大限に伝えるお手伝いをさせていただきたいと考えています。
読者にストーリーが伝わる文章の作成を心掛けています。皆様とお話しできる日を心より楽しみにしております。

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